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2024/07/02 13:50
【レザーバックのお手入れ方法】
●レザ一アイテムのお手入方法
STEP 1. 汚れを落とす
強くこすらず、なでるようにさっとブラシでほこりをはらいます。
ステッチ部分にはほこりが溜まりやすいので念入りにブラッシングしましょう。
ブラシは、柔らか過ぎず硬すぎず適度な弾力がある馬毛のものが扱いやすくおすすめです。
STEP 2. 栄養補給
革の栄養補給には人間のお肌と同じく、水分と油分が欠かせません。
特に乾燥している場合には水分をしっかりと補給し潤いを与え、
その水分を閉じ込め保湿するための油脂を補給する必要があります。
ここで化粧水のような役割を果たすのが「デリケートクリーム」と言われる皮革用の栄養クリーム。
他のクリームに比べ水分を多く含み革の繊維にしっかりと浸透します。
革の種類や状態によってはシミになったり色が濃く変化したりすることもあるため、
まずは底部など目立たない箇所で試してから全体に使用してください。
柔らかい布や指にクリームを少量とり、優しくなでるように塗り伸ばしていきます。
時間をかけすぎると浸透時間の差でムラになりやすいので、すばやく塗り伸ばし次のステップ「ブラッシング」に移ります。
STEP 3. ブラッシング
クリームを手早く塗ったら乾ききらないうちにブラシをかけ革に馴染ませます。
シボの凹凸やステッチ部分はクリームが残りやすいので念入りにブラッシングしましょう。
その後しばらく乾かしておくとクリームが浸透し定着します。
仕上げは全体にブラッシング。磨き上げると、自然な艶が出てきます。
ブラシが無い場合は、乾拭き用のクロスや、着古したTシャツなどの柔らかい布を使用しても構いません。
最後のブラッシングが実はとても重要で、仕上がりの美しさに差が出るポイントと言います。
この用途に最も適しているのが、馬毛ブラシ。クリームの栄養分やワックス成分をしっかりと革に馴染ませながら、表面をならして艶が出やすくする効果があります。
大きなバッグの場合は、小さな面積ごとに、STEP 2「栄養補給」とSTEP 3「ブラッシング」を繰り返し少しずつ全体を仕上げていくと、ムラにもなりにくく磨き忘れなどもしにくくなります。
革靴のお手入れではクリームを馴染ませる際には豚毛ブラシを用います。
革鞄や財布でも使えますが、靴に比べ風合いを重視した素材が多く、
表面の物性によっては傷が付く可能性もあるため、あたりの柔らかい馬毛ブラシをお勧めします。
STEP 4. 防水スプレー
これはマストではありませんが、仕上げに防水スプレーを使用しておくと、
急な雨にも安心ですし、汚れも付きにくくなります。
特に革のバッグは雨に濡れる面積が大きくシミになる可能性もありますので、
天気予報次第では防水スプレーをしておいたほうが良いしょう。
30cmほど離して、1か所に集中しないように動かしながら全体にスプレーします。
防水スプレーの効果が持続するのはだいたい数週間程度と言われていますので、
お手入れのたびにしておくとよいでしょう。
また、防水効果は完全に乾燥してから発揮されますので、
雨の日のお出かけの際は直前ではなく前日に済ませておくことをお勧めします。